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指定文化財巡り~その3:椎名家住宅

長興寺を見学後はその付近にあるはずの千手観音堂を訪れるはずでした。
が、近過ぎたせいかかえって迷ってしまい何度も長興寺周辺を回る羽目に細い道をおそるおそる車で巡回しても結局、たどり着けずじまい。午後からは霞ヶ浦エリア(つまり、旧霞ヶ浦町エリア)を訪問したいと思っていましたので泣く泣く断念、予定変更し次の訪問予定地へ進むことにしました。

こうして訪れたのが、県内最古でありかすみがうら市で唯一の国指定文化財に指定されている「椎名家住宅」です。
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この日、庭先では陶芸市が行われていました。
国指定文化財の古民家、早速御邪魔しま~す
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昭和46年に解体修理工事が行われ、その際「延宝2年(1674年)」(→調べてみたところ、”大岡越前”で知られる大岡忠相が生まれる3年前でした)と墨書きされた部材が発見され、この住宅がその年あたりに建築されたことが判明しています
現存している古民家としては県内では勿論、東日本でも最古のものだそうです。

年季の入った御仏壇と神棚
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蛍光灯や消火器など、現代のものも使用されてはいますが、住宅を支える柱や梁、桁等すべて当時のものだそうです。
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梁組みも凄いね
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天井に裏板がないのは、質素倹約を常としていた当時(江戸時代)ですから出来るだけお金や手間をかけないようにという思いからだとか。
畳の部屋もたった1部屋だけ。他はどの部屋も板の間でした。
こちら↓、唯一の畳の間。
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この住宅の大きな特徴は、3分の1が土間だということ。ですから入ると少々、ひんやりとした感じです。
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ここに囲炉裏があったんだろうなあ、たぶん
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画像では分かりにくいかと思いますが、大黒柱など主要の柱は”手斧(ちょうな)仕上げ”と呼ばれる手法が用いられていて、それを施した個所には魚の鱗のような形の跡が残っているのです。この手法は古い家に見られる特有のものだそうな。
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この住宅に住んでいた椎名家は、代々茂右衛門を襲名し村役を務めた人だそうです。以前はこの家に納屋等が増築されていましたが、先に述べた解体修理工事の際、”建立当時の姿に戻そう!”ということで現在の姿になりました。
約340年もの間、太平洋戦争の空襲も免れ6年前の東日本大震災にも耐え今日を過ごしてきた重要な文化財。
市の宝として末長く、大切に保存していただきたい古民家です



椎名家住宅
茨城県かすみがうら市加茂4148
【見学日時】9:00~16:00(※建物の修理や所有者の津法により見学できない場合があります)
年末年始(12/29~1/3)を除く毎日
【交通】神立駅からタクシー20分
お問い合わせ:かすみがうら市教育委員会(Tel:029-897-1111)


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 [ 2017/11/07 22:01 ]  かすみがうら市 | TB(0) | コメント(0)
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