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父をたずねて三百里~豊後国二孝女物語

昭和50年代初期に幼少期を過ごされた方ならおそらく、1度は観たことがあるはずの名作アニメ、
覚えていらっしゃるでしょうか・・・?
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フリー画像より

この物語の日本版が存在しました。
しかも、実話です。
豊後国(現:大分県)に住む2人の娘が病床の父をたずねて常陸の国までやってきた親孝行物語、
それが「豊後国二孝女物語」と呼ばれ、現代に語り継がれています。
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長旅をしてきた2人の姉妹が父親と再会した場所、それは他でもないここ・青蓮寺でした

物語は江戸時代後期の1811年(文化8年)、親鸞聖人の遺跡巡拝の旅に出かけた豊後の国の初右衛門(はつえもん)という人が旅の途中で病に伏せ、青蓮寺で療養をすることになりました。その知らせを聞いた2人の娘「つゆ」と「とき」は、病の父を迎えに行こうと常陸の国へ旅に出るのです。
彼女たちが歩いたその距離、約三百里(約1200km)所要時間は約2ヶ月。
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新幹線も、ましてや飛行機もない当時。しかも女性2人の旅。
およそ2ヶ月の間、様々な困難や試練があったことでしょう。。。
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時には盗賊に襲われそうになったり、関所で足止めされ厳しい取り調べもあったのではないでしょうか
そんな危機を救ってくれたのは、旅先で出会った人達でした。道中、飲み食いせずに歩いていたことも考えられませんから食事や寝床そして体や着物を洗う場を提供してくださった人もいたでしょう。

一方父親に関して言えば、寝たきり状態だったそうですから介護をするには青蓮寺の住職だけでは間に合わず、当然寺男や近所の人達の手助けもあったことが考えられます。
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見ず知らずの旅人を、下の世話まで一生懸命面倒見ること等普通考えられるでしょうか・・。
そこに、郷土の人達の人間性=温かさが感じられそうですね

姉妹が無事、父親と再会できたのも旅先で巡り合った人達や地域の人達の手助けがあったからこそだと言えます。
そこに、現代では廃れかけた”義理人情”というものが感じられます。
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父親を想う姉妹の行動は、やがて水戸藩・臼杵藩の知るところとなりました。両藩の支援によって父親には腕の良い医師が付き、その甲斐あって父親は故郷の臼杵市へ帰れるくらいまで体力が回復しました。
こうして元気になった父、そして2人の姉妹は親子3人で臼杵へ帰郷したとのことです。

二孝女の物語は、空想の物語とされてきましたがこれが実話だったことを裏付ける手紙が全部で17通、ここ・青蓮寺で発見されています。平成22年にはその手紙が市の指定文化財となりました。
この物語をきっかけに茨城県常陸太田市と大分県臼杵市の交流が始まったのです。
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臼杵市ではこの物語が代々語り継がれて、小学校の校歌にも登場するほどですが残念ながら常陸太田市ではそのような動きは特にありませんでした
しかし近年、”この物語を茨城県全体に広めよう!”、という意思のもと研究者が集まり「二孝女顕彰会」(事務局:茨城県常陸太田市東連地町78)が結成されました。

顕彰会では年に数回、出張で二孝女についての講和をあらゆる施設で開かれているそうです。今回のお話も、顕彰会の方から直接お伺いすることができました
この物語が教えてくれるものは、「親孝行」と「義理人情」だと顕彰会の方々は強く語っています。


親が子を、または子が親を簡単に殺してしまい、すぐそばにいる人がどんなに苦しんでいても見て見ぬふりをする今の世の中、
親子の関係や絆、人と人との絆・助け合い・・・それらをもう一度、一人でも多くの人達に知ってもらいたい。。。
それが顕彰会の狙いです。

二孝女の物語は、映画化しても良いくらいのお話だと私は思っています。
常陸太田市やその近隣(日立市等)の町のみならず、県全体で顕彰すべき物語だと言っても過言ではないと思います。
なんとか、このお話を茨城県をあげて拡散できないだろうか。。。。と感じました。
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当ブログでの今年度の集中曝涼の記事は、これにて終了です。来年(当ブログが存在している保証はありませんが、笑)は出来るだけ範囲を広げ効率よく出来るだけたくさんの施設を巡りたい・・・と思っています。
その時は晴天だといいな


今日もご閲覧ありがとうございました!
 
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